中根アツシ日記より↓
『ライダーの敬司が撮影中にケガをしてしまい、またもやガイドの金本君に物凄く助けられました。
敬司が倒れて動けないのを見て、誰よりも早く現場に行って適切な処置をしてくれた。
オレやライダー達は出遅れてた。
やっぱり経験に勝るものは無いって感じがしました。
とりあえず、病院に連れて行かないとってときに敬司は、自分は大丈夫だから映像が残ってないライダーはカットを残すことを優先してくれって痛みを堪えながら言った。
それを一番に優先させてくれって。
その声は、とてもか細く小さな声だったけれど、オレ達にはその言葉の意味と重みが充分過ぎる程に伝わった。
ライダーやオレの代わりにガイドの金本さんカップルとライダー竜ちゃんが敬司を病院まで連れて行ってくれて、マジで感謝しています。
そして、ライダーは各ポイントで自分が出来る最高のライディングをメイクしてくれた。
いつもアホなキャシャーンも
「ここで決めなかったら、敬司君に顔見せ出来ませんわ!」
って大嫌いなハイクを頑張りながら、独りで攻めていた。
撮影終了したら、みんなで急いで病院に行きました!
金本さんに電話して話しを聞くと、敬司は脱臼と骨折だったみたい。
そして病院に駆けつけると、敬司が自分の事よりも先に、みんなが映像残ったのか心配そうに聞いて来た。
キャシャーンが「ええの残ったで」って笑った。
そんで敬司も笑った。
みんなで笑った。
笑いの中にちょっとだけ涙も混じってたのを、オレは見逃さずに撮影したよ。
ちなみに敬司は意識が朦朧としてる中、看護婦さんに写真撮ってくれって頼んだみたいです。』
都合により、INDRES八幡平合宿を一足早く終えて帰還した自分。
しかし、ボクが帰った後。。。
こんな事になるとは。
実は合宿中、深刻な悩みを抱えていてなかなか撮影に集中出来ず悩んでいました。本当に辛かったんです
本当に我慢が出来ず、中根兄弟に打ち明けると自然にボロボロ涙が溢れ出してきました。
敬司にも相談しようと思ったけれど、動揺させて命がけの撮影に支障を与えてはいけないと考えていました。
こんな事になってしまったけれど、敬司が生きていてくれて本当に良かった。
険しい道のりです
失ったものは沢山あります
でも、
とてもお金には返られない大きな価値がある
今を生きる。
自分を、そして仲間を信じて!